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実例から学ぶ税務の核心〈第43回〉信託受益権の複層化と受益者連続型信託

2020.05.11

事務所からのお知らせ熊本職員コラム

週刊税務通信 No.3604 令和2年5月11日号に、熊本本部所長・岡野の記事が掲載されました。
実例から学ぶ税務の核心
~ひたむきな税理士たちの研鑽会~
<第43回>
信託受益権の複層化と受益者連続型信託
大阪勉強会グループ
濱田康宏
岡野訓
内藤忠大
白井一馬
村木慎吾
今回は,大阪国税局が作成した複層化された信託受益権が受益者連続型信託になる場合の課税関係について配偶者居住権との対比も含め取り扱う。
これが受益者連続型信託になるのかという驚きが生じるものと思われるので,是非ご一読頂きたい。
1 信託受益権の複層化と受益者連続型信託の問題
濱田)  さて,今回は,信託受益権の複層化と受益者連続型信託の問題について扱おうと思います。
白井)  このテーマで一番大きいのは,評価の問題ですね。
内藤)  評価だけでなく,譲渡時の取得費の考え方も気になるところです。
岡野)  ただ,今回はそれに,受益者連続型信託の問題を絡めて議論していくことになります。
村木)  今回の問題は,実務的には決着がついていない部分を取り扱いますので,結論がはっきり出ていない部分も多々あろうかと思います。実務家として,どう向き合うべきか,まさに悩んでいるという部分ですので,ご理解下さい。
ポイント  信託受益権の複層化・受益者連続型信託それぞれに税法上概念的に不明確な部分があり,課税上の取扱いが見えていない部分がある。
(以下略)

(熊本本部スタッフ)