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速報!さくらユウワ通信「R7年度(2025年分)の年末調整 ~今から押さえておきたい変更点と準備~」

2025.09.05

事務所通信熊本

R7年度年末調整変更点

  • 基礎控除額引き上げられています
  • 合計所得金額 従来 今年
          132万円以下 48万円
    ※合計所得金額が2400万円以下
    全員一律
    95万円
    132万円超~ 336万円以下 88万円
    336万円超~ 489万円以下 68万円
    489万円超~ 655万円以下 63万円
    655万円超~2,350万円以下 58万円

  • 給与所得控除額が引き上げられています
  • 給与等の収入金額 従来 今年
          ~162.5万円以下 55万円 65万円
    162.5万円~180万円以下 収入金額×40%-10万円
    180万円~190万円以下 収入金額×30%+8万円

  • 「特定扶養控除」要件の緩和、「特定親族特別控除」の新設
  •  大学生世代(19歳以上23歳未満)を扶養する親等が受けられる特定扶養控除。
    今年から子等の年収要件が「103万円以下から123万円以下」と緩和されました。
     加えて、子等の年収が「123万円超から188万円以下」までは親等から特定親族特別控除を段階的に受けることができるようになりました。

    実務での具体的な注意点

     例年では「所得が多いため扶養対象外」と判断していたケースでも、今回の制度改正で対象になる可能性があります。
    例:アルバイト収入がある大学生の子どもを扶養している場合
    令和6年の場合 給与収入120万円 → 所得額:65万円 → 扶養不可
    令和7年の場合 控除額引き上げにより 扶養親族に該当 → 扶養控除の申告が可能になります

    今からできる準備

     10月まで 新様式の申告書3点の配布準備・記載方法周知
     11月まで 扶養親族等の異動があった従業員へ「扶養控除等申告書」を提出してもらう
          (あわせて「基礎控除申告書」の内容をチェックする)
     来年以降の為に電子化(給与計算ソフト・年末調整ソフト・クラウド)の導入検討

    最後に

     今年の年末調整は、控除引き上げ・新設控除の導入により、例年以上に事前準備が大切になります。9月から準備を始めておくことで、12月の繁忙期をスムーズに乗り切ることができます。
    さらに、来年以降の業務効率化を考えると、今から電子化・DX化に取り組むことが大きな鍵となります。年末調整ソフトやクラウドサービスを導入しておけば、来年は紙の配布・回収やミス修正に追われることなく、短時間で正確な処理が可能になります。

     DX化に興味がありましたら、以下よりお問合わせフォームへアクセス可能です。

    DX化お問合わせフォーム

    【参考】

    ご不明な点ございましたら、各担当者までお気軽にお問合せください。
    【北田】

      
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