2025.07.07
事務所通信熊本
60歳以上の高齢者を守るための補助金制度、ご存じですか?
高年齢労働者(60歳以上)の就業機会が拡大する中、 身体機能の低下による労働災害のリスク も高まっています。令和7年度はこうした課題に対応するため、厚生労働省が実施する「エイジフレンドリー補助金」が中小企業を対象に拡充されました。本制度では、 設備改善・専門家による指導・健康増進のための取組など に対して最大100万円(コースによっては30万円)の補助を受けることができます。
コース名 | 対象 | 主な取り組み内容 | 補助率・上限 |
---|---|---|---|
総合対策 | 60歳以上 | 専門家によるリスクアセスメント + 設備導入等 | 4/5・100万円 |
職場環境改善 | 60歳以上 | 手すり設置、防滑材、アシストスーツ等 | 1/2・100万円 |
熱中症予防 | 60歳以上 | スポットクーラー、冷却服、WBGT計等 | 3/4・100万円 |
転倒・腰痛予防 | 全労働者 | 運動指導、身体機能チェック(専門家対面) | 3/4・100万円 |
コラボヘルス | 全労働者 | 健康教育、システム導入、保健指導等 | 3/4・30万円 |
【注意!補助は1年度1回まで。複数コース併用は不可。】
たとえば以下のような 設備・対策が対象 になります
各機器の導入にあたっては、 対象労働者の人数や業務内容 によって補助の可否が決まるため、事前確認が重要です。
📝 申請→審査(約2ヵ月)→採択→発注・実施→支払い請求→補助金交付
申請から交付までには 約3ヵ月程度 かかるため、早めの申請準備が肝心です。
補助を受けるためには、「交付決定前に発注・支払いをしない」ことが絶対条件です。交付決定後に取組を開始し、証拠書類(写真や実施記録)を残す必要があります。
ご不明な点ございましたら、各担当者までお気軽にお問合せください。
【河野】