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速報!さくらユウワ通信「令和7年度税制改正 子育て世帯を支える3つの優遇措置のご紹介」

2025.06.25

事務所通信熊本

速報!さくらユウワ通信

令和7年度税制改正 子育て世帯を支える3つの優遇措置のご紹介

依然として、少子化が進んでいる日本ですが、令和7年度税制改正で子育て世帯の経済的負担を軽減すべく、複数の優遇措置が講じられます。本号では、その改正内容をご紹介いたします。

新生命保険料控除の拡充( 令和8年分のみの所得税が適用対象)

新生命保険料に係る、一般生命保険料控除において、居住者が「23歳未満の扶養親族」を有する場合、令和8年分における一般生命保険料控除の控除額が見直されます。

23歳未満の扶養親族を有する場合 左記以外
年間の支払新生命保険料 控除額 年間の支払新生命保険料 控除額
30,000円以下 支払新生命保険料の全額 20,000円以下 支払新生命保険料の全額
30,000円超          60,000円以下 支払保険料          ×1/2+15,000円 20,000円超    40,000円以下 支払保険料         ×1/2+10,000円
60,000円超          120,000円以下 支払保険料          ×1/4+30,000円 40,000円超    80,000円以下 支払保険料        ×1/4+20,000円
120,000円超 一律60,000円 80,000円超 一律40,000円

(注)一般生命保険料控除及び介護医療保険料控除、個人年金保険料控除の合計適用限度額は120,000円(現行通り)

住宅ローン控除の延長と借入限度額の上乗せ

子育て世帯等*¹が対象となり、借入限度額の上限が、令和7年入居分まで延長されます。
*¹子育て世帯等:夫婦のいずれかが40歳未満の者又は19歳未満の扶養親族を有する者

住宅の区分 借入限度額(特例対象個人) 借入限度額(通常) 控除期間
認定住宅 5,000万円 4,500万円 13年
ZEH水準省エネ住宅 4,500万円 3,500万円 13年
省エネ基準適合住宅 4,000万円 3,000万円 13年

子育てに対応した住宅へのリフォーム減税の期間の延長

子育て世帯等が所有する居住用の家屋に、一定の子育て対応改修工事*²を行った場合、その改修工事に係る費用の10%に相当する金額を控除できます。こちらの適用期間が、令和7年中まで延長されます。

*²子育て対応改修工事

  1. 住宅内における子供の事故を防止するための工事 ex)転落防止用の手すり取付やチャイルドフェンスの設置等
  2. 対面式のキッチンへの取り換え工事
  3. 開口部の防犯性を高める工事
  4. 防音性の高い床や窓への交換
  5. 可動式の間仕切壁の設置
  • 1.子育て対応改修工事の日から6か月以内に居住開始している必要あり
  • 2.この控除を受ける年分の合計所得金額が2,000万円以下
  • 3.子育て対応改修工事に係る費用の額が50万円を超えるものが対象
  • 4.リフォーム工事完了後、居住を開始した年分の所得税が減税の対象

【参考】

  
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ご不明な点ございましたら、各担当者までお気軽にお問合せください。
【藤本】