2022.08.25
事務所通信熊本昨今の大規模な自然災害多発や、築年数の古い住宅の割合増加を踏まえ、損害保険料率算出機構は2019年に引続き、2021年6月に参考純率を改定しました。
「参考純率」とは、損害保険会社が保険料を設定する際の参考値となるベースの数値です。今回の改定では全国平均で10.9%の引き上げとなりました。各損害保険会社は保険商品の特徴などに応じた保険料の改定を、2022年10月に行う予定です。
※契約内容により10.9%以上の値上げになるケースや、地域によっては現行より下がる場合もあります。実際の増減額は各保険会社にお尋ねください。
参考純率を適用できる期間が、現行の最長10年から5年と短縮されたため、割引率の高い「10年契約」も廃止されます。これにより、
といったデメリットが考えられます(※今後値下げ傾向になれば逆にメリットとなりますが、現在の状況からは、あまり期待できません)。
地震保険の基本料率が全国平均で0.7%引き下げられました。これにより2022年10月以降契約の地震保険については、保険料が概ね安くなる見込みです(契約内容・地域により実際の金額は異なりますので、詳細は各保険会社にお尋ね下さい)。
ご質問等ございましたら、各担当者までお気軽にご相談ください。
【熊本本部 村上】